岸田日本首相、プーチン露大統領とウクライナ情勢を協議

日本の岸田首相は17日、プーチン露大統領と約25分間電話会談を行い、ウクライナ情勢につき協議を行った。

日本外務省がウェブサイトにて公表した

発表には、岸田首相がプーチン大統領に、ウクライナ情勢について重大な懸念を持って注視していることを伝え、「力による一方的な現状変更ではなく、外交交渉により関係国にとって受け入れられる解決方法を追求すべき」だと働きかけたと書かれている。

また、プーチン氏が情勢についてロシアの立場を説明したところ、岸田氏は「外交的な努力により問題を解決することの必要性を重ねて強調」したとある。

外務省は、「平和条約を始めとする日露関係及びウクライナを始めとする地域・国際情勢について対話を続けていくことで一致」したと伝えた。

これに先立ち、15日、岸田首相は、ウクライナのゼレンシキー大統領と約30分間電話会談を行い、現在のウクライナ周辺のロシア軍増強による緊張した情勢につき協議を行っていた。その際、岸田首相は、ウクライナに対して、日本はウクライナの主権及び領土一体性を一貫して支持しているとし、力による一方的な現状変更は断じて認められないと述べ、また少なくとも1億ドル規模の借款による支援を供与する用意があると伝えている。