ゼレンシキー宇大統領「全てはコントロール下にある。パニックに陥る理由はない」

ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、国民に対して、政権は全てをコントロール下に置いており、パニックに陥る理由はないとするメッセージを発出した。

ゼレンシキー大統領が国民向け動画メッセージを公開した

ゼレンシキー氏は、「今日、国家安全保障国防会議(NSDC)会合が開催された。その会合の総括は、メディア空間にとっての大々的な決定ではなく、私たちの社会とウクライナ国民にとっての重要な結論であった。結論は、全てはコントロール下にある、パニックに陥る理由はない、というシンプルなものだ。会合の最初の議題は、もちろん、ウクライナ東部情勢であった」と発言した。

続けて同氏は、政権は情勢の完全な沈静化と平和的情勢解決への道に向けて作業をしているとし、「全てを把握しており、あらゆることへの準備があり、改善を信じており、そのためにあらゆることを行っている。パートナーたち、外交官たちとともに。そして大切なのは、私たちの軍人たちとともに行動していることだ。私たちの軍人は最高であり、彼らが私たちを守っている。私たちは彼らを守らなければならない。そのためには、落ち着いていること、『全て終わりだ』などと叫ばないことだ」と強調した。

なお、24日、ウクライナNSDC会合が開催された。同会合では、国内外の脅威からの国家の安全確保のための方策、経済・エネルギー問題の現状、新型コロナウイルス感染症世界的拡散との対抗などであった。

写真:大統領府