ウクライナ、60歳以上を対象にコロナワクチンのブースター接種開始

ウクライナ保健省は、60歳以上を対象に、コロナワクチンのブースター(追加免疫)接種の実施を始めている。

4日、リャシュコ保健相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

リャシュコ氏は、「ウクライナは、60歳以上の人々に対するCOVID-19ワクチンのブースター接種を行っている。国家免疫予防専門家技術グループの勧告に従い、関連の指示に署名した。私たちは、これまでの接種ワクチンを問わず、60歳以上の人々へのCOVID-19ワクチンのブースター接種を許可した」と書き込んだ。

同氏は、60歳以上の高齢者は2回目接種から少なくとも6か月以上経過していたら、ブースター接種を受けられると説明した。ブースターでは、これまでにどのワクチンを接種していた場合でも、mRNAワクチン(モデルナ及びコミルナティ/ファイザー)の接種となるとし、例えば、これまでに中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチン「コロナバック」を接種した人もブースター接種はファイザーの接種が推奨される。

mRNAワクチンがない場合、政府が許可した組み合わせであれば、他のワクチンによるブースター接種も可能となる。

また、国家免疫予防専門家技術グループは、5日にその他のカテゴリーの人々へのブースター接種実施を検討する予定だと伝えられた。

なお、4日の保健省は、現在ウクライナのコロナワクチン接種数は1回目接種1472万1822件(+8511件)、2回目接種1376万2162件(+2万7421件)、追加接種(編集注:2回目接種後十分な免疫が現れなかった場合の早期追加接種)4159件、ブースター接種5713件だと発表している。