ウクライナは独議会選挙後の連立形成に期待=クレーバ外相

ウクライナのクレーバ外相は、ドイツ議会選挙が終わった今、ウクライナ・ドイツ関係の発展を促す連立政権の成立に期待しているとコメントした。

26日、クレーバ外相がTSN局出演時に発言した。外務省広報室が伝えた

クレーバ外相は、ゼレンシキー大統領がラシェット・キリスト教民主同盟(CDU)党首と多くの対話をしてきたこと、また外相自身も社民党(SPD)の首相候補であるショルツ財務相との協議を続けてきたことを指摘し、このラシェット氏とショルツ氏の2名が首相になる可能性が最も大きいと述べた。

また外相は、「私たちは、今後連立交渉を行う各政治勢力と仕事をしてきたのであり、それぞれに重要な問題におけるウクライナの立場を伝えてきた」と強調した。

加えて外相は、ドイツとの2国間関係で肯定的な結果を得るには、長期的かつ体系的な作業が不可欠であると指摘しつつ、「首相の名前は重要だが、ウクライナが最も関心があるのは、どのような連立になるかである。現在私が見ている組み合わせなら、連立はウクライナ・ドイツ関係の発展にとって促進的なものとなるだろう」と発言した。

その他外相は、ドイツは戦略的パートナー国の一つであり、同国との関係発展はウクライナの外政活動戦略の重要優先課題の一つであると指摘した。