露国家院選挙、ドンバス被占領地域住民15万人が投票=露公式

占領国ロシアの公式発表によると、ウクライナ東部ドンバス地方一部被占領地域の住民15万人強がロシア連邦国家院選挙にて投票を行った。

キリル・ヴィシンスキー・ロシア連邦人権評議会国際協力委員会委員長が発言した。露タス通信が報じた

同氏によれば、ロシア国籍を取得した一時的被占領下ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の住民の15万人以上が遠隔で投票を行ったという。

同時に同氏は、この数字は大まかなものであるとし、その理由として同地に暮らし、ロシア国籍を取得した者の一部は「すでにロシア連邦領で登録を得ており、選挙に参加する際、連邦政党名簿だけでなく、地元候補者にも投票できたからだ」と述べた。

加えて同氏は、「そこ(編集注:ウクライナ東部ドンバス地方一部被占領地域)には65万人以上という大量の人がロシア連邦国籍者となって、旅券(編集注:国籍証明書)を取得している」と発言した。

さらに同氏は、投票が行われた3日間、ウクライナ領ドンバス地方とロシア領の間を約1400回、人々を移動させるバスが走行したと伝えた。