ゼレンシキー大統領、ウクライナをアフガニスタンと比較するのは間違いと指摘 「ロシアはタリバンではない」

ゼレンシキー大統領は、米国の支援への依存の観点から、ウクライナをアフガニスタンと比較するのは正しくないとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が米CNN局へのインタビュー時に発言した

司会者から、アフガニスタンからの米軍撤退後、米国が将来「ウクライナを一人で置き去りにする」可能性を恐れてはいないか、と尋ねられると、ゼレンシキー大統領は、「それは正しくない比較だ。なぜなら、ウクライナは、アフガニスタンほどには米国に依存していないからだ」と発言した。

大統領はまた、「そして、私は、これほどに地理的に大きな国で、国民の多いウクライナのような国を5〜7日間で奪取することは不可能だと確信している」と述べた。

加えて大統領は、2014年、ロシアがクリミアを占領し、ウクライナ東部で戦闘が開始した時、「私たちのところは、他には誰も戦っていなかった。私たちには、その時あった兵器と、自国の軍人以外には何もなかったのだ」と指摘した。

続けて大統領は、「しかし、志願の波が生じ、人々の努力と、自らの国を守りたいという皆の願望による志願兵部隊が生まれたのだ。それ以外には誰もいなかった。それでも、4日間ではなく、7年間にわたり、ロシアはウクライナを奪えずにいる。ロシア連邦はタリバン軍ではない。ロシア軍は、世界で最強の軍の一つなのだ。そのため、私は、私たちは自国を防衛したと思っているし、他国から最大限独立していると思っている」と強調した。

写真:大統領府