コンスタンティノープル全地総主教、ウクライナ正教会独立の合法性を説明

ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は、ウクライナ正教会の独立を認めない人々は、「現実を認めたがっていない」のだと指摘し、全地総主教によるウクライナ正教会への独立付与の決定に疑問を持つことは教会法上違法であると指摘した。

ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教がウクルインフォルム通信へのインタビュー(ウクライナ語)時に発言した。

ヴァルソロメオス全地総主教は、「そのような人々(編集注:ウクライナ正教会の独立を認めたがらない人々)の問題は、現実を認めることが困難、あるいは現実を認めることを拒否していることにある。彼らはまた、独立が何を意味しているか、歴史上及び教会法の実践上、どのように独立が与えられてきたかを認識していないのである。彼らが所属したがっているロシア正教会もまた、自らの独立と総主教の地位をコンスタンティノープル全地総主教庁から得ているのだ」と説明した。

全地総主教は、ロシア正教会やその他の正教会にもコンスタンティノープル全地総主教が独立と総主教の地位を与えたのであり、それが今も有効であると認められているのだから、ウクライナ正教会の事例において、独立の教会法上の根拠に同意しないというのは非論理的であると指摘した。

その上で全地総主教は、「全地総主教庁の介入は違法ではない。実際には、その介入に疑義を挟むことが違法なのである。言うまでもなく、彼らは教会法秩序に全く関心を抱いていない。なぜなら、彼らは、今回の事例において、言うまでもなく、教会の基準ではなく、外国の利益に優位を見ているからだ」と発言した。

なお、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は、ウクライナ独立30周年記念に合わせ、20日にキーウ(キエフを訪問し、ゼレンシキー大統領と会談している。

全地総主教は、22日には、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教とともに、聖ソフィア大聖堂にて典礼を行う予定。