ゼレンシキー大統領、バルト3国大統領とともにポーランド訪問

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ゼレンシキー大統領は3日、ポーランド首都ワルシャワを訪問し、ドゥダ・ポーランド大統領やリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国の大統領たちとともに、ポーランド憲法制定230周年式典と5大統領ディスカッションに参加した。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

5大統領による欧州政治の未来に関するディスカッション時、ゼレンシキー大統領は、他の4国大統領に対してウクライナの領土一体性と主権への支持につき謝意を伝えた。ゼレンシキー大統領は、「現在、多くの注意がウクライナに向けられており、パートナーたちは、ウクライナを、私たちの領土一体性、主権を常に支持してくれている。私はあなた方に感謝している。ウクライナ領、私たちのクリミア半島が併合され、東部で戦争が続く今日、それはとても重要である。それは、欧州における戦争でもあるのだ。私たちがともにあるということが非常に重要である」と強調した。

ドゥダ・ポーランド大統領が、皆が民主的社会に暮らすことを望んでいると述べると、ゼレンシキー大統領は同意しつつ、「私は、私たちは同じ願望と見方と、異なる経験があるのだと思っている。事実、ウクライナの経験は異なる。私たちは、非常に長い年月、何十年にもわたって自らの独立のために闘っている。そして現在、私たちの国の東部にて同じことが起きている。私たちは、またも自らの独立のための闘いをしているのだ」と発言し、ウクライナ東部の戦争は独立戦争なのだと強調した。

5大統領参加のポーランド憲法記念日式典 写真:Jakub Szymczuk/KPRP

ナウセーダ・リトアニア大統領は、現在のウクライナ情勢につき、「ロシア軍のウクライナ国境への動員とウクライナ東部でのモスクワがサポートする違法グループを通じた軍事行動は、(ロシアが)政治的影響力行使として圧力をかけ、軍事的緊張を高めていることを示すものだ。私は、リトアニアがクリミアの違法併合を決して認めることがないこと、ウクライナ東部の実質的占領が終わるよう行動していくことを強調したい」と発言した。

なお、ポーランド・リトアニア共和国の初の憲法とされるポーランド・リトアニア共和国統治法は、1791年5月3日に採択されている。同憲法は、欧州で最も古い憲法卯の一つとみなされている。