ルブリン3は拡大可能 ウクライナの欧州統合も近づける=リトアニア外相

ガブリエリウス・ランズベルギス・リトアニア外相は、ウクライナ・ポーランド、リトアニアの3国からなるイニシアティブ「ルブリン・トライアングル」は、ウクライナの欧州統合を近づけるだろうとの見方を示した。

ランズベルギス外相がラジオ・スヴォボーダ通信へのインタビュー時に発言した

外相は、「そのフォーマット(ルブリン・トライアングル)は非常に有益だと思っている。私は、そのフォーマットは拡大でき、政治以外のことも話せるものだと確信している。私たちは、共通の歴史、地政学、経済、その他の多くのことを議論できるだろう。そのようなコミュニケーションによって、私たちの協力を一定程度構築できるようになるのだ。(中略)そして、言うまでもなく、ウクライナの欧州統合にとっても有益で、それを近づけることになろう」と発言した。

外相はまた、ウクライナが主導する「クリミア・プラットフォーム」は「極めて有益。具体的決定を模索する以外に、その問題(クリミア占領問題)を喚起する上でも有益だ」と指摘した。

なお、ルブリン・トライアングルとは、2020年7月、ポーランドのルブリン市にてウクライナ、ポーランド、リトアニアの3国外相が開始した協力フォーマットのこと。昨年11月、3国は、ベラルーシにおける大統領選挙の暫定結果に対する人々の不満によって生じた情勢に関して、共同声明を発出している。