ウクライナ人でロシアのワクチンを実験することはない=ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は、ロシア製コロナワクチン「スプートニクV」につき、世界規模で正式に効果が確認されるまでウクライナ国民に対して使用することはないと発言した。

8日、ゼレンシキー大統領が全国フォーラム「ウクライナ30 コロナウイルス」登壇の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「ロシア製ワクチン『スプートニクV』の効果が90〜91%保証されているといった話だが、WHOからも、欧州の世界レベルの先進的専門家からも、一切そのような情報はない。私は、ウクライナ国民というのは人間であり、このような比較で悪いが、実験をして良いようなウサギではないと思っている。そのため、私たちは、世界で認められ、世界で非常に真剣な肯定的結果を出している先進的ワクチン業者とのみ合意をしてきたのだ」と発言した。

大統領は、ウクライナは2月中にCOVAXプログラムにてPfizer社製コロナワクチンをまず受け取ると述べ、その点はフォンデアライエン欧州理事会議長も認めたと指定した。

同時に大統領は、現在ワクチン需要は世界中で高く、状況は非常に緊迫しており、3月まではこの状況が続くだろうが、その後落ち着いていくだろうと予想した。

大統領は、「本件に関する私の姿勢はこうだ。私たちは、ウクライナ国民全員がワクチン接種できるだけのワクチンを購入したと思っている。見てみようではないか。というのも、社会学者は、約50%の人は、COVID-19を信じていないのだ」と指摘した。

写真:大統領府