EU、ロシアのクリミアでの「選挙」実施を承認せず

欧州連合(EU)は、ロシア連邦が9月13日に被占領下ウクライナ領のクリミアとセヴァストーポリ市にて実施した「地方選挙」の結果を承認しないと発表した。

14日、欧州対外行動庁がウェブサイトに報道官声明を掲載した

声明には、「EUは、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリの違法併合を認めておらず、それ故、クリミア半島における選挙の実施も認めない。クリミア半島にてロシアが組織した投票で選ばれクリミアやセヴァストーポリを『代表する』と主張する者は誰であれ、そのウクライナ領の一部である地を代表するものとしてEUに認められることはない。EUは、ウクライナの領土一体性と主権を一貫して支持し続けている」と書かれている。

なお、9月13日、ロシアにて統一地方選挙が実施されていた。ウクライナ外務省は同日、ロシア占領政権が創設した違法機関へのいわゆる『選挙』のロシア連邦による組織・実施に強く抗議し、非難するとし、偽選挙実施は違法であり、その結果は一切の法的効力を有さないと説明する声明を発出している