ウクライナ人ディアスポラ団体、ベラルーシにおける抗議者への暴力を非難

世界ウクライナ人会議(UWC)は、ベラルーシの抗議者へ暴力を避難するとともに、政権に対して人権尊重を呼びかけている。

UWCが声明を発出した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

声明には、「UWCは、ベラルーシ国民に対する暴力を非難し、ベラルーシ政権に対して、自国民の基本的人権と意思を尊重するよう呼びかける」と書かれている。

またUWCは、「世界中のウクライナ人は、民主的で自由で透明な選挙への権利を勇敢に守るベラルーシ人の隣に立っている」と主張した。

声明には、「UWCは、ベラルーシにおける人々の基本的かつ不可分な権利と自由を支持する世界の声を共有する。私たちは、国際社会に対して、ベラルーシの民の民主主義希求を支持するという一元的立場を維持するよう呼びかける」と書かれている。

更にUWCは、ベラルーシの政権機関に対して「選挙の真の結果を公表し、平和的抗議者への暴力と脅迫を止め」るよう呼びかけている。

これに先立ち、8月9日、ベラルーシでは大統領選挙の最終投票日が終了。同国中央選管は、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補が約80%の得票で優勢だと発表していた。

この結果に対して、ベラルーシ全国で不満を抱く市民による抗議が続いている。これにより、抗議者と治安機関の衝突が起きており、拘束者や負傷者が出ていると伝えられている。

写真:Tut.by