フランスはウクライナ問題につきロシアと「舞台裏協議」を行なっていない=仏大使

フランスは、マクロン大統領とロシア連邦のプーチン大統領がウクライナ情勢について協議した場合、その後必ずウクライナ側にその内容を報告している。

ポンセン駐ウクライナ仏大使がPBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した

ポンセン大使は、「もちろん、私たちは常にウクライナ側パートナーに全てを報告している。プーチン大統領とゼレンシキー大統領との間にも対話があるし、補佐官級レベルでも多くのコンタクトがある。アンドリー・イェルマーク氏(大統領府長官)、オレクシー・レズニコウ氏(副首相)、アンドリー・タラン氏(国防相)が最近パリを訪れたし、その際の協議は非常に良かった。つまり、ウクライナに関して舞台裏協議なるものは一切ないのであり、それについて心配する必要はない」と発言した。

大使は、ゼレンシキー大統領とマクロン大統領の対話、また両首脳のチームの間の対話は、非常にリラックスしたものであるとし、「私たちは友人のように対話をしている」と形容した。

大使はまた、「秘密の議題など一切ない。そして、もちろん、マクロン大統領がプーチン氏と話す際には、ウクライナのことだけ話しているのではなく、多くの他の問題についても話している」と指摘した。

これに先立ち、6月26日、マクロン仏大統領とプーチン露大統領がビデオ会談を実施していた。両首脳の議題には、新型コロナウイルス感染拡大状況と、ウクライナ問題をはじめとする安全保障問題が挙げられていた。