ショルツ独首相、平和サミットへの出席を認める

ドイツのショルツ首相とウクライナのゼレンシキー大統領は8日、電話会談を行い、ロシア軍によるミサイル攻撃の被害やドイツによる今後のウクライナ支援などにつき協議を行った。

ドイツのヘーベシュトライト政府報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヘーベシュトライト氏は、「今日ショルツ首相は、ゼレンシキー宇大統領と電話で話し、彼とウクライナの軍事状況と人道状況について協議した。ゼレンシキー大統領はロシアの最近の攻撃による被害について報告し、ドイツ政府による今後の軍事支援につき謝意を伝えた」と発言した。

また同氏は、ショルツ首相はロシア侵略と戦うウクライナとの揺らがぬ連帯を再確認したと伝えた。

さらに同氏は、ショルツ氏とゼレンシキー氏は6月15、16日にスイスで開催される「平和サミット」で会談すると伝えた。同氏は、「首相は出席を認め、ドイツは会談を積極的に支持していると強調した」と発言した。

ゼレンシキー宇大統領もまた、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、同電話会談につき報告した

発表によれば、その際ゼレンシキー氏は、ショルツ氏が平和サミットへの出席を認めたことにつき謝意を伝えた。また、両首脳は、自らのチームにできるだけ多くの国を参加させるために一緒に作業を行うよう指示を出した。

その他、ゼレンシキー氏は、戦場と重要方面の状況につき報告した。

同氏は、「私たちは防衛協力継続についても協議した。ドイツによるウクライナの防衛能力と私たちの防空能力への著しい貢献につき感謝している。ドイツの支援は、ロシアからのテロ攻撃の度に、人々の命を救っている。私たちはまた、ウクライナ復興会議(URC2024)と、その際達成される可能性のある具体的な合意についても話し合った」と伝えた。

なお、ベルリンでは、6月11、12日にウクライナ復興会議が開催される予定。