ゼレンシキー大統領、「おうちで復活祭」プロジェクトを準備していると発言

ウクライナ政権は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、人々が人の密集する場所に行かないよう、「おうちで復活祭」プロジェクトを準備している。

大統領が全国の州行政府長官・市長との会議の際に発言した。大統領府広報室が伝えた

大統領は、「復活祭は、通常教会に多くの人が集まる。中には国外から戻った人もいるだろう。そのため今私たちは、『おうちで復活祭』プロジェクトを準備しており、もう少しで発表ができる。それにより、復活祭を自宅で祝えるようにし、教会の人の密集するところへ行かなくても良いようにするのだ」と発言した。

大統領はまた、各教会の代表と新型コロナウイルス感染が拡大する中での復活祭や様々な典礼実施の安全について話をしたと伝えた。

大統領は、「教会幹部は、典礼をオンラインですること、ビデオ会議型にすることは可能だと理解してくれている。もし何らかの典礼が人の出席を余儀なくさせるのであれば、出席する信者数を制限せねばならない。教会代表者は皆がこれに同意している」と発言した。

会議中は、教会等宗教施設周辺のパトロール実施の可能性が検討されたとのことであり、とりわけ、集まる信者に対して、人の密集するところが危険であること、自身だけでなく周囲の人にとっての危険にもなることを説明すべきだとの意見が上がった。