ロシア検察、「世界ウクライナ人会議」の同国内活動を「望ましくない」と認定

ロシア連邦検事総局は、「世界ウクライナ人会議」のロシア国内での活動を「望ましくない」と認定する決定を下した。

11日、ロシア連邦検事総局がウェブサイト上にて公表した。

発表には、「ロシア連邦検事総局は、国際NGO『Ukrainian World Congress(世界ウクライナ人会議)』(カナダ)のロシア連邦領内での活動を望ましくないものと認定する決定を採択した」と書かれている。

発表によれば、今回の決定により、ロシア領内での活動が望ましくないとされる国際NGOのリストに世界ウクライナ人会議が追加されるとされ、その根拠として、同NGOの活動が「ロシア連邦の憲法秩序と安全の基盤に脅威をもたらしているから」だと説明されている。

「世界ウクライナ人会議」とは、世界のウクライナ人ディアスポラ(離散民)団体の活動を調整する、非営利団体として知られており、133か国のウクライナ人2000万人の活動に関わっている。なお、ウクライナ人ディアスポラの数が最も多い国は、ロシア連邦である。