日本政府、ウクライナ警察へ新型無線機を供与

日本政府は、国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)と連携し、ウクライナの警察に新型の無線機を供与した。

14日、角茂樹駐ウクライナ日本国大使が発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

角大使は、「日本政府は、スーミ州警察が必要としている無線機を供与するプロジェクトを実現する」と発言した。

クニャゼウ国家警察長官は、具体的供与数として、スーミ州警察のために日本政府から、600以上の無線機が供与されるとし、450が携帯型、150が車両設置型、30が固定型だと説明した。同警察長官は、「私たちは、これによりスーミ州の情報空間を完全にカバーできるようになる。これにより、情報が漏れることなく、警察官のコミュニケーションの質が上がる」と述べた。

同長官によれば、これら機器は総額50万ドル以上相当だとのことで、「私たちは、同様の無線システムをウクライナ全土に展開していく」と指摘した。

アヴァコフ内務相からは、角大使に対して協力に対する感謝を伝えつつ、「角茂樹大使がウクライナに在任されたこの数年間、同大使は一貫して友人であり続けた。彼の駐ウクライナ大使としての任期が終わることを私たちは悲しく思うし、同時に、このような素敵なプロジェクトで協力を終えられることは、象徴的である」と述べた。

これに対し、角大使は、今後もウクライナの友人であり続けるとの返答があった。