ウクライナ南部被占領下ホラ・プリスタン共同体の水没による住民死者数6名に増加

ウクライナ南部のロシアによる一時的占領下にあるホラ・プリスタン共同体では、カホウカ水力発電所ダム爆破後の水没の結果、住民の死者数が6名に増加した。

ホラ・プリスタン市軍行政府がテレグラム・チャンネルにて14日9時50分時点の同共同体の状況を伝えた

行政府は、さらに2名の死者が出たとの事実の確認が取れたとし、現時点で確認の取れた情報による同共同体の水没による死者数は6名となっていると伝えた。

また発表では、同共同体住民の間では、飲料水、食料、乾燥した衣服、医薬品、衛生用品が必要とされているとし、人道支援はボランティアと住民によって提供されていると報告されている。

14日朝の時点で、ホラ・プリスタン市内東部の水位はまだ相当に高く、各施設へのアクセスを妨げていると書かれている。一部では、水位は1メートルに達しており、市内中心部を含む複数の通りが現在も水没しているという。

同時に、市内の大半の地点で、その他の地区へのアクセスは存在しており、水没していない地区では電力供給が回復。同時に、一部では水供給が止まっているところもあると書かれている。

これに先立ち、6日のカホウカ水力発電所のダム爆破以降、ホラ・プリスタン共同体では、約1万7600軒の民家、76軒の集合住宅、18軒の文化・教育施設が水没したと伝えられていた。