ザカルパッチャ州とイヴァノ=フランキウシク州で大雨洪水 約400軒浸水被害

ザカルパッチャ州とイヴァノ=フランキウシク州にて、大雨が続いており、一部で川が氾濫。5月24日朝の時点で、392の建物・敷地に浸水している。

24日、国家非常事態庁が伝えた。

発表によれば、5月24日午前7時時点で、イヴァノフランキウシク州では建物1軒、敷地151か所で浸水しているとのことで、76名が避難。ザカルパッチャ州では、建物23軒、敷地241か所で浸水しており、橋15基が破損。ムカチェヴォ~ロハティン間国道には、ヴィリフウカ村近くで約250メートルにわたり水が道路まで氾濫しており、その他コムヤティ村とシャランキ村の間でも町道が約150メートルにわたり氾濫しているとのこと。

また、23日、ウクルインフォルムの記者がザカルパッチャ州の最も被害の大きいトゥルヤ・ポリャナ村から伝えたところでは、同自治体では畑、庭、地下室が浸水しており、トウリヤ川は一晩で3メートル水かさを増し、橋3基が流されているとのこと。

(写真:セルヒー・フダク、ウクルインフォルム)

同村の地元住民によれば、川の水は深夜に急速にかさを増したとし、ダムの水が溢れたのではないかと述べているという。

ザカルパッチャ州の救急隊員は、トゥルヤ・ポリャナ、トルヤ・パスカ、ポロシュコヴォの3村が危機的な状況にあると伝えた。現場では救急隊員が活動している。

ザカルパッチャの大雨は、5月22日に始まり、川が氾濫し始めた。二日間の降雨は同州の月間雨量に達している。