「ロシアが制裁の緩和されることはない」=ライト米エネルギー長官
米国のライト・エネルギー長官は12日、米国はロシアからの原料供給への依存を解消するために、ウラン濃縮能力の拡大に取り組んでいると発言した。
ライト米国エネルギー長官がCNNのインタビューで述べた。
ライト長官は、「現在、オハイオ州の工場で遠心分離機の増設を進めている。また、近い将来、2つの巨大な新工場の建設が開始される」と報告した。
同長官はまた、追加の生産能力は年内にも生じ、「来年にはさらに増強され、将来的にはより大規模な工場も稼働する」と伝えた。
同氏は、これにより米国は欧州のパートナーたちと共に「ロシア産濃縮ウランから脱却」できるとの予測を示し、「連邦議会の法律に従い、私たちはもはやロシアの濃縮ウランを使用しない。欧州や世界の大半も同様だ」と指摘した。
そして同氏は、米国は「敵対国からのエネルギー自立に向けて前進し続けている」と強調した。
記者から、原油価格が、イランの表明するように、短期的に1バレル200ドルまで急騰するおそれがあるかと質問されると、ライト長官はその可能性は小さいと答えた。その際同氏は、「しかし、私たちは軍事作戦と問題の解決に注力している。短期的な取引について推測するつもりはない。それは石油の供給量よりも心理的要因に基づいているものだ。現在、世界の石油供給は非常に潤沢だ」と指摘した。
同氏は加えて、「トランプ大統領の指導力のおかげで」、米国は「間違いなく世界最大の石油及びガス生産国であり、その両方が増加している」と主張した。
その他同氏は、エネルギー価格の急騰している中でも、ロシア産石油に対する制裁が緩和されることはないと明言した。同氏は、「ロシアが制裁の緩和を享受することはない。これら全ての石油は、中国への出荷を待っている洋上の石油だ」とし、インドに対して30日間ロシア産石油の購入を認めたワシントンの決定について説明した。
同氏はそして、「これら全ての石油は最終的に、とりわけ中国へ出荷されることになる。現在は中国ではなくインドの製油所に供給されている。これらは、この数週間のエネルギー不足を乗り切るための現実的な判断だ」と述べた。
写真:Al Drago