フォンデアライエン欧州委員長、ウクライナ繁栄計画の内容を説明

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は、ウクライナのための繁栄パッケージに関する作業が進展しており、同文書は既にほぼ完成していると発言した。

フォンデアライエン委員長が大西洋間関係に関するEU首脳による非公式会合後の記者会見で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

フォンデアライエン氏は、「ご存知の通り、1月6日のパリ会合などで議論した安全の保証については、良好な進展があった。現在はロシアからの回答を待っているところだ」と指摘した。

また同氏は、単一の統合された繁栄システムに関するウクライナと米国との間の案は、合意に近づいていると述べた。

同氏はその際、「停戦あるいは和平が達成され次第、ウクライナの繁栄を強化できる見通しだ」と発言した。

さらに同氏は詳細につき、「私たちは、ウクライナの戦後の未来に関するウクライナ、米国及び欧州の共同のビジョンを示す単一の文書について話している」と述べた。

同氏によれば、繁栄パッケージは世界銀行が行ったニーズ調査に基づいており、以下の5つの柱を中心に構成された解決策を提示しているという。

第1の柱は、ビジネスに有利な改革と市場競争の強化による生産性の向上。

第2の柱は、経済の主要部門における改革を通じた、EU単一市場へのウクライナの統合加速。

第3の柱は、投資の大幅な拡大であるとし、同氏は、EUの「ウクライナ・ファシリティ」の一部であるウクライナ向けの投資枠組みが既に運用されていると述べた。

第4の柱は、公的資金だけでなく民間投資も必要であることから、ドナー間の調整強化に関するものだという。同氏はその際、G7諸国、欧州委員会、及びその他のパートナーを束ねる既存のツールである「ウクライナ・ドナー・プラットフォーム」を喚起した。

第5の柱は、根本的な改革に関わるものだとし、法の支配の強化、汚職対策の活性化、行政の近代化だという。

フォンデアライエン氏は、「この繁栄の枠組みプログラムに関する合意は、非常に重要な節目である。既に述べた通り、私たちは作業をほぼ完了した。現在、私たちは近代的で主権のある自由な国としてのウクライナの未来を積極的に準備しており、これは困難な時期にある私たちの勇敢な隣国及びパートナーへの強力なシグナルだ」と強調した。

同氏はその他、ロシアが攻撃を強める中、EUはウクライナへの支援を拡大していると指摘した。同氏は、「今週、私たちは病院、シェルター、重要サービスへの送電を復旧させるため、447台の非常用発電機を供給している」と伝えた。

写真:ウクライナ大統領府