ロシア軍、ウクライナのエネルギー施設をさらに攻撃 キーウ州の1万9000世帯で停電

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、27日から28日にかけての夜間、同国複数の地域のエネルギー・インフラ施設への再び攻撃した。首都キーウでは電力供給が徐々に復旧しているが、中部キーウ州では依然として消費者1万9000世帯以上のところで停電が続いている。

エネルギー省がテレグラム・チャンネルで報告した

同省は、夜間にロシア軍が複数地域でエネルギー・インフラ施設を再び攻撃したと伝えた。修理班が損傷した設備の復旧に向けて、24時間体制で作業に当たっているという。

また同省は、現在キーウのドニプロ川右岸はすでに計画停電に戻っているが、左岸地区ではまだ緊急停電が継続していると報告した。

同省はさらに、「キーウ州では、今も1万9000以上の消費者のところで停電が続いている。そこでも今のところ、緊急停電が実施されている。ロシアによるエネルギー・インフラへの攻撃により、(北部)チェルニヒウ州でも2万以上の契約者のところで停電が生じている」と伝えた。

ウクライナのその他の地域では、計画停電が適用されているとのこと。

また、電力会社DTEKは、テレグラム・チャンネルにて、12月27日のロシアによる大規模攻撃の後、キーウ州の34万7千世帯への電力供給を復旧させたと報告した

同時に同社は、ヴィシュホロド地区で1万世帯以上が依然として停電しているとし、ボリスピリ地区やブロヴァリ地区でも状況は困難であり、停電計画が適用されていないと伝えた。これらの地区では、概ね3時間の送電と6時間の停電という間隔での供給が試みられているという。

キーウ州のその他の地区では、時間帯別の計画停電が実施されているとのこと。