キーウでは1000軒以上の住宅が集中暖房停止のまま=市軍行政府

ウクライナ首都キーウでは、5日時点で1000棟以上の集合住宅で集中暖房が停止したままである。現在、これらの住宅への電力供給を確保するための解決策の模索が続いている。

キーウ市軍行政府のポープ報道官がテレビ番組出演時に発言した。

ポープ氏は、「状況はかなり困難だと認識している。1000棟以上の住宅がいまだ熱媒体(温水)供給のない状態にある。(中略)熱媒体の供給を迅速に再開できない場合に備え、これらの住宅により多くの電力を供給できるよう、何らかの技術的決定が下されるだろう」と述べた。

また同氏は、敵の攻撃による被害の除去及び暖房供給の復旧のために、他地域からの応援を含む、230以上の作業チームが活動していると伝えた。同氏は、電力供給の復旧について、エネルギー・システムは恒常的に損傷を受ける中で稼働していると指摘した。

同氏はそして、「長期的な停電のリスクは今のところないが、それは敵による新たな攻撃の規模に左右される。現在は(電力)供給スケジュールが運用されている。悪天候のため、供給時間が一時的に短縮される可能性はあるが、少なくともキーウ市民には自分の時間の計画を立てる見通しがある」と伝えた(編集注:キーウでは、停電・送電の時間帯が不明な緊急停電体制ではなく、あらかじめ停電の時間帯が発表される計画停電が導入されている)。

同時に同氏は、エネルギー・システムはこれほどの損傷、とりわけ頻繁な停止と稼働を繰り返す状況下での運用を想定した設計にはなっていないと指摘した。同氏はまた、電力網の復旧は天候の影響で難航しているとし、電力供給スケジュールは今後より厳しいものとなる可能性があると発言した。