ウクライナ大半の地域で計画停電 一部では緊急停電導入
ウクライナでは12月26日朝の時点で、ロシアによる攻撃の影響により、大半の地域で計画停電が導入されており、また一部の地域では計画外の緊急停電が実施されている。
国営電力会社「ウクルエネルホ」がテレグラム・チャンネルで報告した。
同社は、ロシア軍がウクライナのエネルギー・インフラ施設への攻撃を行い、その結果、26日朝の時点でドネツィク州、ハルキウ州、オデーサ州、ミコライウ州、ヘルソン州で消費者に(編集注:計画外の)停電が発生していると伝えている。同社は、国内大半の州では、計画停電のスケジュールが適用されているとし、エネルギー企業職員が損傷した全ての設備を可能な限り迅速に復旧させるため、全力を尽くしていると報告した。
さらに報告には、「エネルギー・システムの厳しい状況により、一部の州では現在、緊急停電が実施されている」とあり、それらの地域では事前に公表されていた計画停電のスケジュールが現在適用されないと説明されている。緊急停電は、状況が安定し次第直ちに解除されるという。
また同社は、「本日計画停電が導入されている地域では、引き続き節電の必要がある。消費電力の大きい電気機器の使用は、最大限控えてほしい。可能であれば、エネルギー消費の多い作業は、23時以降の夜間帯に移動させてほしい」と要請している。