ザポリッジャ原発の冷却池の水位は引き続き安定=ウクライナ原子力発電公社

ウクライナの原子力発電公社「エネルホアトム」は11日、ウクライナ南部のロシアにより占拠されているザポリッジャ原子力発電所の冷却池は、6日のカホウカ水力発電所のダム破壊以降も、水位が安定していると報告した。

エネルホアトム社がテレグラム・チャンネルで伝えた

報告には、ロシア軍による火砲水力発電所ダムの爆破の後も状況は安定し、コントロールされていると書かれている。

また同社は、「6月11日6時時点で、ニコポリ地区のカホウカ貯水場の水位は9.45メートル、ザポリッジャ原発の冷却池の水位は16.67メートルであり、これは同原発の必要を満たすには全くもって十分である」と伝えた。

同社はさらに、ザポリッジャ原発の原子炉は2022年9月以降稼働していないため、それ以降は冷却池の水の活発な蒸発は生じていないと喚起した。