ゼレンシキー大統領、キーウ市民の氏への帰還について「働かなければならない」

ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、キーウ市民はキーウへ戻っても良いのか、との質問つき、治安と経済の両方の要素を考慮しなければならないと回答した。

ゼレンシキー大統領がウクライナ国内の報道機関へのインタビュー時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「それには、誰も確実な返事は与えられない。というのも、ロシア人が戻ってくる可能性はあるだろうか? ある。同時に、町を活動させないといけないだろうか? 100%(活動させないといけない)」と発言した。

同氏は、パートナー国に支援を頼まないで済むようになるには、国が稼働し、生きなければならないと述べ、「戦争が続いていたとしても、1発の銃弾も飛ばなくなる時まで待つべきではない、という考えに慣れなければならない。私たち皆そうなって欲しいと思っているが、しかし、様々な展開があり得る。そのため、働かなければならない。私が言いたいのは、経済を回さないといけないということだ。経済なくして、私たちの軍には資金が入らない。(中略)私たちのことを1か月は助けてくれるだろうし、2か月も色々なパートナーが支援してくれるだろうが、永遠に支援があるわけではない。だから、働かなければならない。それが、(キーウへの)帰還についての回答だ」と発言した。

同時に、キーウのクリチコ市長は、キーウへの帰還はまだ控えるよう呼びかけている。クリチコ氏は、軍人が敵のミサイル攻撃の脅威について警告していることを喚起している。

写真:大統領府