ウクライナの外貨準備高、約296.5億ドルに増加

ウクライナの外貨準備高は、10月1日時点から3.3%増加し、11月1日時点で約296億5000万ドルとなった。

5日、ウクライナ中央銀行広報室が伝えた

発表には、「2021年11月1日、ウクライナの外貨準備高は、暫定データによれば、296億5420万ドルである。10月、主に政府に有利な外貨獲得と中央銀行による国際外貨市場での外貨購入にて、外貨準備高は3.3%増加した」と書かれている。

中央銀行は、具体的に、増加の主要な要因となったものとして、公債管理オペレーションを挙げており、欧州委員会からのトランシュ(5億8870万ユーロ)、国内国債(4億3190万ドル)をはじめとする、11億4490万ドルがウクライナ政府に有利な外貨獲得があったと伝えた。

また、外貨建て公債のサービスと返済に、9億1170億ドルが充てられたと書かれている。また、10月、国債通貨基金(IMF)に対して、8650億ドル支払いが行われたとのこと。