ガス・暖房価格は冬季終了まで据え置き=ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は30日、集中暖房シーズンが終わるまでは、市民向けの暖房・温水料金が上がることないよう、政府、国営ナフトガス社、ウクライナ都市連合、自治体大会が覚書に署名すると発言した。

ゼレンシキー大統領が地方自治体大会会合時に発言した。

大統領は、「今日、政府とナフトガス社とウクライナ都市連合と自治体大会の間のこの会合にて、私たちは、覚書に署名する。それによって、暖房シーズンが終わるまで、市民向けの暖房料金、温水料金は上昇しなくなる。私は、それを大きな勝利だと思っている」と発言した。

大統領はまた、料金引き上げは「市場価格がいかに変動しようと、他国の圧力があろうと」行われないと強調した。

同時に大統領は、この決定は包括的なものではないとし、現在「損失を埋めているところ」だと指摘しつつ、「私は、ウクライナ国民にサプライズが生じないよう、1年間の覚書ではなく、3年間の覚書が得られたら良いと思っている」と発言した。

大統領は、今年は世界のガス価格の上昇により、集中暖房シーズンへの準備が特に困難となっていると指摘した。

その後、同会合にて、2021~22年集中暖房シーズンの暖房・温水供給分野における問題解決に関する相互理解覚書への署名が行われた。