駐日ウクライナ大使、アジア進出のウクライナ企業は各国の特徴を考慮すべきとアドバイス

ウクライナの企業は、アジアの国々でビジネス上の繋がりを求める時、各国の特徴を考慮しなければならない。

2日、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が外交シンクタンク「ウクライナ・プリズム」の主催するパネルディスカッション「アジアの国々との関係構築 経済、外交、文化的特徴」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

コルスンスキー大使は、「私が理解したこと、特に東京で仕事をする中でわかったことは、ウクライナのビジネスマンは(中略)、これらの国々の特殊性、ビジネス関係の中で確立されている機微、そして、どのように自らを見せ、どのように位置付け、どのように行動すべきかを、あまり想像していないということだ」と指摘した。

大使は、同日のイベントの際に自らの新著『アジアの国々とどように関係を構築するか』を紹介し、同著の中でアジアについて、その特殊性についてを示そうとしたと説明した。

そして大使は、「もし、私たちがアジアを、潜在的に経済的に重要な地域とみなすのであれば、(中略)私たちは、現地でどのように振る舞うべきか、どうやって関係を構築するべきかを理解しなければならない」と述べた。

例として、大使は、日本における公的な場での表現の仕方や消費者の信頼における「重み」に注意を向け、「ウクライナから、今年600トンのはちみつが日本に輸出された。これは2020年の3倍だ。というのも、日本の人々が、製品の認証の観点から、信頼できる企業を見つけたら、購入量は3倍に伸びるのだ。その信頼の問題は極めて重要なのだ」と説明した。