ウクライナ、ロシアからの電力輸入を再開

2月1日、ウクライナは、ロシアからの電力輸入を再開した。

欧州送電システム・オペレーター・ネットワーク(ENTSO-E)のデータにて判明した。ウクルインフォルムが伝える。

同ネットワークのデータによれば、2月1日の12時から15時にかけて、および、同日20時から21時にかけて毎時間200メガワットロシアからの電力輸入が開始されていた。

本件につき、送電企業「ウクルエネルホ」社は2日、公式ウェブサイト上にて、ロシアからのものを含め、電力の輸出入を制限する法的根拠は存在しないと発表した

同社は、2017年に採択された「電力市場法」によれば、2021年2月1日からのロシアからの電力輸入は制限されないとし、「同法に記されていた電力輸出入制限、あるいは、可能な送電能力を制限する根拠は、現在存在しない」と指摘した。

同社は、電力市場法によれば、送電システム・オペレーター企業は、市場参加者に可能な国際送電能力を提案しなければならないと強調した。