「ウクライナ産コニャック」はNG 大統領、産地ブランド保護法に署名

ゼレンシキー大統領は、ウクライナの締結した欧州連合(EU)との連合協定が義務づける、産地ブランド保護に関する法律に署名した。

9日、大統領府広報室が発表した

同法は、産地名称保護に関する知的財産権分野の法的整理を行うもの。発表には、同法適用によって、ウクライナ国内法をEU法に合致させることを促進させるとともに、ウクライナによるEU連合協定で負った義務を履行することにも繋がると書かれている。

なお、同法は、9月20日に最高会議が採択していた。ウクライナ・EU連合協定によれば、ウクライナは2026年までに、欧州内で産地ブランドとして保護されている名称「コニャック」の使用を止めなければならず、現在代替名称が検討されている

同時に、ウクライナ国内では、ウクライナ発の産地ブランドの登録プロセスが始まっている。2018年12月19日、経済発展貿易省には、チーズ「フツルの山羊ブリンジャ」の登録申請が出されている。登録されれば、今後EU内での産地ブランド名称保護対象の根拠となる。