今冬までにウクライナとの「パトリオット」用ミサイル共同生産に関する協定締結はなし=米大使
米国のマシュー・ウィテカーNATO常駐代表は3日、ウクライナ及び欧州との防空手段の共同生産に向けた作業は継続しているものの、防空システム「パトリオット」用ミサイル生産に関する長期協定が今冬までに締結されることはないと発言した。
ウィテカー氏がフォックスニュースの番組出演時に発言した。
ウィテカー氏は、「私たちは、米国において米国の製造業者以外の誰にもこれらのミサイル(編集注:PAC3)を生産することを認めていない」と発言した。
同時に同氏は、ウクライナや欧州との兵器共同生産の可能性は存在すると指摘した。同氏はその際、「産業基盤を拡大し、ウクライナ及び欧州の防衛を支援するために、私たちがウクライナ人や欧州人と共に実現できる共同生産の可能性は存在する」と発言した。
同氏は加えて、これらの協定のいくつかに関する作業が継続していると述べた上で、これはゼレンシキー大統領との会談の結果や、ウィテカー氏自身のキーウでのウクライナ当局や同ミサイルの生産発展に寄与し得る技術を持つ企業との間の会談の結果に合致するものだと指摘した。
そして同氏は、「私たちは前進していると考えている」と発言した。
また同氏は、現在最も重要なのは、同盟国が保有している追加のミサイルか、米国工場での生産増加によるものかは問わず、できるだけ早くウクライナに防空手段を提供することだと強調した。
そして同氏は、「生産に関する長期協定が今冬までに締結されることはない。そのため、その作業は継続するが、私たちは何よりもまず最も緊急な課題を解決していく」と発言した。
これに先立ち、トランプ米大統領は、「パトリオット」用ミサイルの生産ライセンスをどの国に提供するかについては、慎重にならなければならないと発言していた。