ゼレンシキー氏、本日訪英 バーナム英首相は対防空システム電子戦機器を宇に供与へ=報道

ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、英国を訪問する。同国ではバーナム新英首相が、ロシアの防空手段を無効化することを目的とした機器「ストーン・クローク」の提供を発表する意向だ。

BBCなどが報じた

バーナム氏は、27日のゼレンシキー氏との会談を前に、英国によるウクライナへの「揺るぎない」支援を継続すると約束した。

ゼレンシキー氏は、1週間前にバーナム氏が首相に就任して以来、初の外賓となる。バーナム氏はその点を「両国間の関係の強固さを示すものだ」と発言している。

両首脳は海軍基地を訪れ、そこで英国の新しい電子戦システム「ストーン・クローク」を支える知的財産の共有を発表する予定だという。これにより、ウクライナはこの技術を大規模に生産することが可能になる。

バーナム氏は、訪問前に発表したコメントにて、「英国はウクライナと肩を並べて立っており、私たちの支援は揺るぎない。ロシアは私たちの決意を疑うべきではなく、私たちはウクライナのための永続的かつ公正な平和を達成するまで引き下がらない」と強調した

また同氏は、「ストーン・クロークは、前線で検証された英国国産の最高のイノベーションであり、私たちの両国の安全保障を守るために不可欠なものとなるだろう」と指摘した。

「ストーン・クローク」と呼ばれるプロジェクトの一環であるこれら装置は、ウクライナの攻撃用無人機に搭載され、ロシアの防空システムによる追跡を妨害するもの。

英国国防省は、無人機を使用した作戦を強化するため、すでに数千個の同装置をウクライナ軍に提供しているという。

英国政府は、ウクライナでの運用後、この技術が英国の次世代長射程兵器に組み込まれる予定だと発表した。

英政府高官は、この電子妨害システムが、英国の新しい低価格巡航ミサイルである「プロジェクト・ブレイクストップ」をはじめとする、将来のいくつかの兵器システムに使用される予定だと指摘した。

27日、ゼレンシキー氏とバーナム氏は、過去3週間にわたって英国で海軍演習に参加した200名以上のウクライナ軍人と面会する予定。

なお、英国王チャールズ3世は7月20日に、バーナム氏を同国首相に正式に任命していた。

バーナム新首相は、就任後最初の会談をウクライナのゼレンシキー大統領と米国のトランプ大統領と行うことを予定している。

写真:バーナム首相(フェイスブック)