強化された防空システム「SAMP/T NG」は最初にウクライナに導入される=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、前日のパリでのマクロン仏大統領との会談を総括し、フランス・イタリアが共同で開発する新たに強化された対弾道ミサイル・システム「SAMP/T NG」がウクライナに最初に導入されるることになると伝えた。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにて報告した。
ゼレンシキー氏は、「エマニュエル(編集注:マクロン大統領)との協議や私たちのチームの活動の成果は、ウクライナとフランスの間の重要な合意であり、それは欧州全体の利益となるウクライナとの防衛協力におけるフランスの真にリーダー的な一歩だ」と書き込んだ。
また同氏は、主要な合意内容に言及し、ウクライナはミサイル「スカルプ」や爆弾「AASM」、イタリアと共同のものとして、ミサイル「アスター30」の製造ライセンスを取得すると伝えた。同氏はさらに、フランスは対弾道ミサイル・プログラム「フレイヤ」の一環で、ウクライナやその他のパートナー国と協力すると指摘した。
加えて同氏は、「ウクライナは、新しく強化されたフランス・イタリア共同開発のシステム『SAMP/T NG』を最初に受け取る。これは効果的な対弾道ミサイル・システムだ。フランスはまた、私たちの防衛を強化するために、今年中にシステム『SAMP/T』を2つ提供する。同時に、フランスとイタリアは今年10月までにミサイル『アスター30』の供給を加速させる」と報告した。
その他同氏は、ウクライナの戦闘航空隊向けとなる最初の16機の戦闘機「ラファール」やその兵器の購入も行われると伝えた。同氏はその際、「今年中に、フランスにおいて私たちの操縦士と整備士の訓練が開始される。その後、最初の4機の戦闘機『ラファール』がウクライナ軍に引き渡される。私たちはウクライナの戦闘能力を体系的に発展させている」と強調した。
これに先立ち、13日、ゼレンシキー大統領は、パリでフランスのマクロン大統領と会談した。同氏は、フランスにウクライナへの迎撃ミサイル「アスター」及び巡航ミサイル「スカルプ」の生産ライセンス供与の用意があることについて謝意を表明していた。
写真:ウクライナ大統領府