ドイツは2029年またはそれより前のロシアの攻撃の可能性に備えなければならない=独陸軍司令官

ドイツのクリスティアン・フロイディング陸軍司令官は、ドイツは2029年、またはそれ以前にも起こり得るロシアによるNATO加盟国への攻撃に備えなければならないとの見方を示した。

フロイディング独陸軍司令官がポリティコとのインタビューの際に発言した

フロイディング氏は、「私たちは準備ができていなければならない…。戦う準備ができていなければならない」と述べた。

同氏はまた、同盟国の間には、ロシアが2030年までにNATO領土への攻撃を実行する可能性があるという共通認識があると指摘した。その際同氏は、「2029年というのはドイツの時間的目安ではない。それはNATOの合意されたインテリジェンスだ」と強調した。そして同氏は、「NATOの全32のパートナー国は、ロシアが2029年にNATO加盟国に侵攻する能力を持つ可能性があるということで一致している」と補足した。

同時に同氏は、ウクライナとの戦争で多大な損失を出しているにもかかわらず、ロシアが2029年より前に行動を起こす可能性もあると警告した。

その上で同氏は、ドイツ軍の調達の加速及び防衛能力の増強の必要性を強調し、「現在はスピードが決定的な意味を持つ」と述べた。

同氏はその際、ドイツは実現までに何年もかかる可能性のある長期的な軍備プログラムだけに頼ることはできないと指摘した。また同氏は、まだ開発段階にある一部のシステムについては、軍の現在の能力と戦闘遂行に必要な準備レベルとの間のギャップを埋めるための「中間的な解決策」が必要だとも述べた。

そして同氏は、「私たちはドイツ軍として、『今夜の戦闘』に向けて日々自らの能力を向上させなければならない」と主張した。

写真:sueddeutsche.de