トルコは有志連合多国籍軍の海洋司令部の指揮を執る=トルコ国防省

トルコ国防省のアクテュルク報道官は2日、トルコはロシア・ウクライナ戦争終結後の安全確保のために創設された「有志連合」の枠組みにおける、多国籍軍の海上部隊の指揮を執る任務を遂行すると発表した。

アクテュルク報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

アクテュルク氏は、「有志連合の枠組みでは、パリの作戦司令部が指揮を執るウクライナ多国籍軍の創設が計画されている。この軍の海洋司令部は、安全及び安定の確保、地域的責任原則の遵守、モントルー条約で定められたバランスの維持を目的として、トルコが担当する」と述べた。

また同氏は、海洋部隊の司令部が2025年8月25日にトルコ人スタッフを基盤として編成されていると補足した。

同氏はさらに、「14か国が貢献する準備を表明したが、海洋プラットフォームへの参加は沿岸国であるトルコ、ルーマニア、ブルガリアのみが想定されている」と指摘した。

その他同氏は、トルコが地域的責任の原則及びモントルー条約の規定から後退することはないと明言した。同氏はその際、「ロシア・ウクライナ戦争の間、トルコは一貫して条約の規定を適用してきたし、それが海洋空間への戦闘行為の拡大を防ぐ一助となった」と指摘した。

同氏は加えて、黒海ではトルコ、ルーマニア、ブルガリアによって黒海における地雷対策イニシアティブが立ち上げられており、現在はトルコの指揮下で第9期活動期間中であると伝えた。

これに先立ち、1月6日、パリでの「有志連合」会合の結果として、「有志連合」諸国、ウクライナ及び米国が共同宣言「ウクライナにおける強固かつ永続的な平和のための確固たる安全の保証」に署名していた。同宣言では、「ウクライナのための多国籍軍」について、「ウクライナ軍の再建支援及び抑止力支援のため、「有志連合」の枠組み内における有志国からの貢献によって構成される。空、海、陸における再保証措置(reassurance measures)の準備及びウクライナ軍の再建のため、調整された軍事計画が実施された」と書かれている。

写真:freepic