グラム米上院議員、ウクライナへの「トマホーク」供与を望む
米国のグラム上院議員(共和党)は13日、現在の国際秩序はロシアの侵略を阻止できておらず、戦争を終結させるためには軍事バランスをウクライナに有利なように変え、ロシアの戦争機構に資金を提供している国々にダメージを与える必要があると発言した。
グラム米上院議員がミュンヘン安全保障会議で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
グラム氏は、これまでの西側のアプローチはプーチン氏を抑止することに失敗したと指摘した。同氏はその際、「国際秩序はどれほど機能しただろうか? プーチンは3度にわたり侵攻した。欧州が過去に行ったいかなることもプーチンを阻止できず、率直に言えば、私たち(米国)が過去に行ったいかなることも彼を阻止できなかった」と発言した。
そして同氏は、「これは過去を再生しようとし、ウクライナには存在する価値がないと考えている人物の戦争であり、誰かが彼を止めない限り、彼は止まらない」と述べた。
また同氏は、民主党のブルーメンサル米上院議員と共にロシアに対する制裁を強化する法案を準備し、すでに上院で85人の共同提案者を得ていることを喚起した。同氏は、同法案はウクライナを支援せずにロシアのエネルギー資源を購入したり、ロシアとビジネスを行ったりしている国家に対し、最大500%の関税を課す権限を米大統領に付与するものだと説明した。
同氏はそして、「プーチンは、上院の私たちを団結させるために、米国の誰よりも多くのことを行ったのだ。もし彼が受け取りに来るなら、私は彼に『今年のNATOの人』の賞を贈りたいくらいだ」と述べた。
さらに同氏は、ロシアの対ウクライナ戦争における中国、インド、ブラジルの役割を強調した。「中国がなければ、彼(プーチン氏)は何も成し遂げられなかっただろう。ブラジルやインドがなくても、何も成し遂げられなかったはずだ」と指摘した。
同氏は加えて、ウクライナへの軍事支援の拡大を呼びかけ、「私はウクライナに『トマホーク』が供与されることを望んでいる。(中略)彼(プーチン氏)が無人機などの製造で頼りにしているインフラに到達し、それを壊すためだ。私は軍事方程式を変えたい」と発言した。
同氏は、「ロシアが変わるまで」ウクライナ軍を欧州最強にするために支援を続けるべきだと訴えた。
その他同氏は、いかなる和平合意もウクライナの利益に合致した上で、議会の承認を通過しなければならないと強調した。同氏はその際、「私は、課題の解決に不十分だと思うような合意には投票しない。そして、ウクライナが支持しないいかなる合意も支持しない」と明言した。
同氏はまた、和平のあり得る期限についてコメントしつつ、ロシアのエネルギー資源を購入している国々への圧力が重要だと強調した。
そして同氏は、現在の戦争の終結は、今後数十年にわたって世界の安全保障に影響を与えるだろうとの見方を示した。