ウクライナは自力では80万人の軍隊を維持できない=ゼレンシキー大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、同国は自らの財政資源だけでは、80万人規模の自国軍を維持するには不十分であるとし、そのため、ウクライナはパートナー諸国による同軍への資金提供を安全の保証の要素として検討していると発言した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやり取りの際に、停戦下で、ウクライナは自力で80万人規模の自国軍に資金を拠出できるかという質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「否、その能力はない。財政資源が足りない。そのため、私は諸国首脳とその対話を行っている。なぜなら、私は、パートナー国による私たちの軍への部分的な資金提供を、私たちのための安全の保証と見なしているからだ。なぜなら、何よりも、ウクライナ軍が『ナンバーワン』の安全の保証だからだ。戦後の経済を立て直し、軍への自力での資金提供を可能にするには、ある程度の期間が必要だ。それまではパートナー国の助けが必要だ」と説明した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は11日、あり得る和平合意案の中でウクライナ軍の兵力数は80万人となっていると発言していた。