「米国はエスカレーションを望んでいない」=ゼレンシキー宇大統領、ロシア領への長射程攻撃にコメント

ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、同日のトランプ米大統領との会談時に米国製ミサイル「トマホーク」の供与問題が提起されたとしつつ、しかし米国はエスカレーションを望んでいないと発言した。

ゼレンシキー大統領がワシントンでのトランプ米大統領との会談後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは長射程システムについて話し合った。私は今、何らかの発言はしたくない。私たちは、今のところはそれについて話さないことを決めた。米国はエスカレーションを望んでおらず、そのため本件のあり得る質問は回答のないままで置かれることになる」と発言した。

同氏は同時に、米国もまた「トマホーク」を必要としていると認めた。その際同氏は、「トランプ大統領は、彼らにもそれが必要だということを私たちが理解すべきだと発言した。それが、この瞬間での米国側の立場だ。しかし、誰も交渉に向けてそのテーマを取り除きもしていない。私たちはそれに取り組まなければならない」と指摘した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領とトランプ大統領がホワイトハウスで会談を行っていた。