韓国とトルコがEUの防衛融資ツール「SAFE」に関心=欧州委員会報道官
欧州委員会のレニエ報道官は11日、韓国とトルコの両政府が、防衛生産向けの融資をEUの防衛融資ツール「SAFE」(Security Action for Europe)で受けることへの関心を示していると発言した。
レニエ報道官がブリュッセルでの記者会見時に述べた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
レニエ氏は、「第三国から確かに問い合わせを受けている。『SAFE』というツールが大きな成功を収めているのは明白だ! 記録的短期間で、1500億ユーロの融資が発注され、すでに加盟国間での分配プロセスにある。当然、これが第三国の関心を引いている。これまでに、クビリュス防衛担当欧州委員の事務所に、韓国とトルコから2件の問い合わせがあったと把握している」と述べた。
さらに同氏は、EUは他の第三国、日本を含む同志国からの提案にもオープンだと補足した。
同時に同氏は、第三国がEU加盟国と共同で防衛製品を生産することについて、一部で懸念が生じる可能性があることに触れ、EU加盟国に損害を与える行動をとるどのような国もSAFEプログラムから除外されることを保証する安全装置が存在すると説明した。
そして同氏は、欧州の防衛能力のギャップを埋めることの他に、SAFEのもう一つの側面として、ウクライナを支援するメカニズムの存在に言及した。同氏はその際、それはウクライナを完全に支援するために、融資を受け、プロジェクトを開発することが可能だからだと述べた。その際同氏は、ウクライナがノルウェーと並び、SAFEプログラムに完全に協定参加していることを喚起した。
写真:欧州委員会