ウメロウ宇国防相、ウクライナ軍幹部の交代を発表
ウクライナのウメロウ国防相は、ウクライナ軍幹部の更迭情報を発表した。
ウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
ウメロウ氏は、「今日、ウクライナ大統領と軍幹部と一緒に、私たちは、前線の私たちの戦力を強化するために重要な人事決定を採択した。(編集注:陸軍司令官職からの辞任を願い出た)ミハイロ・ドラパティー氏は、統一部隊司令官に任命された。長い議論の末、私たちは、彼が完全に前線に取り組めるよう、戦闘問題のみに集中させることを決めた」と伝えた。
また同氏は、「陸軍(編集注:司令官)には、戦力の生成、すなわち、採用、動員、軍人の訓練、これらのプロセスにおける新しいアプローチの導入のみに集中し、質の高い兵士の訓練を確保する問題のみに取り組む人物が近々任命される」と伝えた。
同氏はさらに、オレフ・アポストル氏が空挺強襲軍の司令官に、イーホル・スキビューク氏が参謀副総長に任命されたと報告した。
加えて同氏は、無人機システム軍の司令官には、ロベルト・ブロウジ(マジャール)氏が任命されたとし、ブロウジ氏の最高級の旅団での経験は司令部全体へと共有されるべきものだと指摘した。
その他、ヴァディム・スハレウシキー氏が作戦司令部「スヒード(東)」の副司令官に任命されたとのこと。
ウメロウ氏は、「これら全ての交代は、前線の若者たちを強化し、効果的な戦闘のためにあらゆる必要な物を提供するという1つの目的を持っている」と伝えた。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は1日、ウクライナ陸軍の訓練部隊の配置地点をミサイルで攻撃。軍人の間に、死者が12名、負傷者が60名以上出ていた。
これを受けて、陸軍のミハイロ・ドラパティー司令官は、テレグラム・チャンネルにて、辞表を提出することを決めたと発表。
しかし、3日、ドラパティー氏は、ゼレンシキー宇大統領と面会した後に、自身は隊列に残ると報告していた。