米国はウクライナとより射程の長い弾道ミサイル供与の協議を続けている=ホワイトハウス

米国のカービー・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は22日、米政権はこれまでにウクライナに供与したものより射程の長いミサイル「アタクムス」を供与する可能性を検討していることを認めた。

カービー戦略広報調整官が電話記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「私たちはすでにアタクムスのAPAMとして知られる型のミサイルをウクライナに供与しており、彼らはそれを効果的に使用している」と発言した。

その際同氏は、より長射程のアタクムスをウクライナ軍に供与するという案が検討から外されたことは一度もないと強調した。

同氏は、「それは今も、私たちがウクライナ側と行っている協議の不可分の要素である。ウクライナは確かにそのような可能性を有しており、さらには他の国が類似の長射程武器を同国に供与している。よって、私たちはまだウクライナ人とともにより射程の長い型のアタクムスに関する協議を行っている」と伝えた。

これに先立ち、今週米国の報道機関が米政権関係者の発言をもとに、ホワイトハウスがウクライナに対して、これまで供与したものより射程の長い弾道ミサイル「アタクムス」の供与に向けて作業をしていると報じていた。ただし、同供与には、米議会による新たな対ウクライナ支援の採決が必要だという。