「露軍のインフラ攻撃増加に備えねばならない」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、ウクライナ国民はロシア軍によるウクライナのインフラへの攻撃増加に備えなければならないと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちはもう11月をほぼ半分経験しており、敵が無人機やミサイルによる私たちのインフラへの攻撃を増やすかもしれないことに、備えておかねばならない。ロシアは冬に向け準備している」と発言した。

また同氏は、現在ウクライナにおけるあらゆる注意は防衛、テロリストへの反撃、そして、ウクライナ国民が今冬を楽に越せて、軍人の能力を拡大するためのあらゆる行動に集中すべきだと強調した。

同時にゼレンシキー氏は、パートナー国に対して、ウクライナの防空支援につき謝意を伝えた。同氏は、具体的に「様々な国だ。米国、ドイツ、フランス、英国、ノルウェー、イタリア、ルーマニア、スウェーデン、オランダ、スロバキア、チェコ、ブルガリア、ポーランド、バルト諸国、そしてその他の国だ。パトリオット、ナサムス、アイリス、RAVEN、ホーク、その他のシステムだ」と説明した。

その際同氏は、現在全ての支援について公に話すことはできないが、ウクライナの空の盾はすでに去年より強くなっていると指摘した。また同氏は、ウクライナは去年とは異なる能力を持っているが、今のところ、自国領全体の完全な防御は確保できていないとも述べた。

そして同氏は、「私たちは、それをさらに強力にするために作業している。私たちの防空強化を支援してくれている1つ1つの国、1人1人の首脳が、命を守る支援をしているのだ。私は、全てのウクライナ国民、世界に声を届けられる全ての人、私たちのジャーナリスト、ウクライナを支持してくれている世界の人々皆に対して、防衛強化の支援を呼びかける。助けてくれ! 私たちは、最も困難な挑戦を乗り切ることができる。しかし、一緒に、一致団結して、互いにケアして、何百万人の人々が防衛者と自分の国を守る時にそれは可能となる。一致して、感謝しよう。必ずだ」と強調した。