クレーバ宇外相、独防衛大手CEOと会談 「ウクライナは武器と弾薬をさらに得る」

ウクライナのクレーバ外相は3日、ドイツ訪問時に、独防衛大手企業「ラインメタル」のアルミン・パッペルガー最高経営責任者(CEO)と会談し、ドイツとウクライナの防衛産業協力のさらなる強化手段につき協議を行った。

クレーバ外相がソーシャルメディア「X」アカウントにて報告した

クレーバ氏は、「ベルリンでラインメタル社のアルミン・パッペルガーCEOと集中的な会談を行った。ウクライナは自衛をし、民間人とインフラをロシアの攻撃から守るための武器と弾薬をより多く得ることになる。私たちは、ドイツとウクライナの防衛産業連合をさらに強化する手段につき協議した」と書き込んだ。

なお、ラインメタル社は、ウクライナの防衛企業「オボロンプロム」と協力して、ウクライナ国内に生産拠点を設立しており、合弁企業の株式の過半数を保有することになる。ウクライナの製造ラインからは、弾薬、装甲車、戦車「パンター」が製造され、装甲車「フックス」の修理も同ラインで行われる予定。

パッペルガー・ラインメタルCEOは7月、ロシアからのウクライナに対して空爆を激化するとの脅迫によって、ラインメタル社によるウクライナ国内の戦車工場建設計画が影響を受けることはないと発言していた