ウクライナは露軍無人機撃墜手段を増やしている=宇空軍

ウクライナのイフナト空軍司令部報道官は15日、敵の自爆型無人機撃墜のための手段を増やしていると発言した。

イフナト報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に伝えた。

イフナト氏は、「機動射撃班が技術力を高めている。私たちは、『シャヘド』を撃墜できる武器を増やさねばならない。位置探索装置やレーダーがあれば、高射砲や大口径機関銃が自動で効果的に標的を撃墜できるようになる。機動射撃班がシャヘド撃墜では最も合理的だ。現時点で、統計的には、対空ミサイル部隊がシャヘドとミサイルの主要な撃墜者である」と発言した。

また同氏は、ロシアは無人機製造数を増やし、製造工場の開設を公に発表していくと述べた。同時に同氏は、「ウクライナもまた、攻撃型無人機が有効であることを理解した上で、その製造を増やしている」と発言した。

同氏は、無人機は強力な武器であり、そのダメージを軽視するべきではないと指摘し、「もしその無人機、徘徊型弾薬が弱点となる場所に命中したら、被害は深刻なものとなり得る。だからこそ、現在その目的を昼でも夜でも撃墜できるあらゆる手段を増やしているのだ」と発言した。

さらに同氏は、ロシア軍の課題はウクライナの防空を疲弊させることだとし、「敵はその攻撃を計画している。それが自発的に起きているとは思うべきではない。敵には、ある種の戦略的課題がある。当然、彼らは、私たちがあらゆる可能な手段で対応していくことを理解している。それもまた弾薬の消費であり、私たちの防空の疲弊なのだ。彼らはそのような目的を有している」と発言した。

また同氏は、ロシアでは、2023年秋のミサイル数は2022年秋と比べれば数倍少ないが、同国はミサイルの製造を続けていると発言した。