独ラインメタル社、ウクライナに野外病院を納入

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ドイツの防衛関連企業「ラインメタル」社は12日、ウクライナに対して野外病院設備を納入した。

ラインメタル社が公表した

発表によれば、1年前、ドイツ国防省が子会社「ラインメタル・モバイル・システム(RMS)」社との間で、野外病院、関連保守サービス、人員訓練に関する契約を締結していたという。購入総額は、約900万ユーロ。

野外病院は、通常ベッド32床と集中治療用ベッド8床からなり、滅菌設備の整った手術室、レントゲン装置、CT撮影機材、検査室、医薬品、医療スタッフの休暇スペースが揃っているという。

また、2023年年末から2024年初頭にかけて、2つの高機動医療支援施設の納入も予定されているとのこと。

さらに、ウクライナ軍人10名が野外病院の利用に関して14日間の訓練コースを受けたと書かれている。

RMS社のビンズサ氏は、「私たちは約束を守り、極めて短い期間で、ウクライナ軍人に大型で第一級の野外病院を提供した。弊社と私たちのパートナーは、自らのプロジェクト履行へのコミットメントを示した。私たちは、迅速な納品がどれだけが重要か、1日たりとも忘れたことはなかった。私は、このシステムがウクライナで多くの人の命を救うことを期待している。私たちは、ウクライナを支えていることを誇りに思っている」と発言した。

またラインメタル社は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、納品された野外病院の動画を公開した。