リトアニア国防相、ウクライナへの防空システムや装甲車の供与を発表

リトアニアのアヌシャウスカス国防相は28日、同国は防空システム「ナサムス(NASAMS)」2基のほか、さらに装甲輸送車「M113」10台と弾薬を提供すると発表した。

アヌシャウスカス国防相がフェイスブック・アカウントで伝えた

アヌシャウスカス氏は、「リトアニアはウクライナのために、ミサイル発射システム『ナサムス』を購入し、装甲輸送車と弾薬を提供する。リトアニアの軍事支援総額は、すでに5億ユーロを超えている」と書き込んだ。

同氏はまた、購入したナサムス2基は、ノルウェーと米国がすでに供与したナサムスと統合させる準備が完全にできるとし、同システムの購入契約総額は約980万ユーロだと伝えた。

さらに同氏は、今回の支援には、10台の装甲輸送車「M113」が含まれるとし、リトアニアが提供した装甲輸送車は合計で72台となると報告した。

そして同氏は、「2023年、リトアニアは、1250万発の弾薬の生産を発注しており、その内250万発が近々提供される。もうすぐさらにグレネードランチャー用の対戦車弾薬1000万発も提供される」と伝えた。

これに先立ち、ナウセーダ・リトアニア首相が、同国はウクライナへの提供のために防空システム「ナサムス」発射台を2基購入したと発表していた。

写真:delfi