ドイツ政府、ウクライナのために装甲輸送車を66台購入

ドイツ連邦共和国政府は、Flensburger Fahrzeugbau GmbH(FFG)社との間でウクライナに供与する装甲輸送車「FFG APC」66台の購入契約を締結した。

独NTV局が報じた

報道には、「ロシアの侵略から自衛するウクライナを支援するために、ドイツ政府は、さらに軍事機材を獲得した。ドイツ国防省報道官は、FFG社との間で、66台の装甲輸送車の契約に署名したと報告した」と描かれている。

さらに、同局は、ウクライナ軍は、望んでいたラインメタル社の装甲車「フクス」ではなく、FFG社の装甲輸送車「FFG APC」を受け取ることになると伝えた。

報道官は、ラインメタル社の装甲車フクスは、代替案ではあったが、FFG社の装甲輸送車よりも6、7倍高価であることから、最終的に「FFG APC」が選ばれたと説明したという。

さらに報道官は、いずれの購入についてもウクライナ側と詳細に協議を行っているとし、ウクライナを担当する特別グループは、価格だけでなく、納品可能時期にも注意を向けているとし、機材が「できるだけ迅速にウクライナへとと届けられる」ことが重要だからだと説明した。

同時に今回購入契約の行われたFFG社の装甲輸送車がウクライナへ届く時期は不明であり、ドイツ政府も同供給に関するさらなる詳細情報は提供していないという。

写真:© TAG The Armoured Group, armoredcars.com