オランダ国防相、ウクライナへの機雷掃海艇2隻提供を発表

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オランダのオロングレン国防相は14日、同国は2025年までにウクライナに対してアルクマール級機雷掃海艇を2隻提供すると発表した。

オデーサを訪問したオロングレン国防省がレズニコウ宇国防省とのメディアセンター・ウクライナ=オデーサでの共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

オロングレン氏は、「私たちは、食物輸出のためのオデーサの港湾の戦略的・経済的重要性を理解している。オランダは、海域保護のために、ウクライナに対してアルクマール級機雷掃海艇を2隻提供する。黒海の機雷除去は、戦争の終結では解決しない。そのため、この掃海艇は、ウクライナ軍の未来への貢献だ」と発言した。提供は2025年までに行われるという。

また、オロングレン氏は、ツイッター・アカウントにて、オランダはベルギーとともに、ウクライナ軍人の機雷掃海艇の使用訓練を今年開始すると伝えた

記者会見時、レズニコウ宇国防省は、提供が2025年となることにつき3つの要因があるとしつつ、第1にその掃海艇を扱う船員の訓練に時間がかかることを挙げ、「それは複雑なシステムであり、そのため軍人はそれを使えるようにならねばならない」と発言した。同氏は、次に、モントルー条約により、戦時下は艦船がボスポラス海峡を通行することができないことを挙げた。さらに、3つ目として、黒海の機雷除去は、ウクライナで戦争が続いている内は危険であると指摘した。

同時に同氏は、「私は、ウクライナ軍人はその『機雷ハンター』を迅速に使えるようになると確信ししており、その時期は早められるかもしれない」とも発言した。

オロングレン蘭国防相はまた、オランダはウクライナに架橋機材やレーダーシステムも提供すると伝えた。

同氏は、「私たちは、ウクライナへの揺らがぬ支援を継続する。私たちはロシアに、この凄惨な戦争から『水中から乾いたままで出てくる』ことを許さない。私たちは、ウクライナと欧州全体の自由で民主的な未来のために闘っていく」と発言した。