イスラエルがウクライナに提案した早期警戒システムはミサイルや無人機の目標をより確実に伝える=駐宇イスラエル大使

ブロツキー駐ウクライナ・イスラエル大使は、イスラエルがウクライナに導入を提案した早期警戒システムは、ミサイルやイラン製無人機の目標をより確実に示すものだと発言した。

ブロツキー・イスラエル大使がBBCウクライナ語版へのインタビュー時に発言した

ブロツキー大使は、イスラエルには高性能な現代的な早期警戒システムがあり、同国はそのシステムをウクライナに提案したと発言した。ブロツキー氏は同時に、ウクライナはイスラエルより領土が広く、脅威もイスラエルのものとは異なるため、そのシステムはウクライナの需要に対応させる必要があると発言した。

また同氏は、「このシステムは、ミサイルやイラン製無人機が目標としている場所をより確実に示すことに意味があり、それは2つの目的を達成するのに役立つ。1つは、今頻繁に行われているような、ウクライナ全土に空襲警報を発令する必要がなくなること。今は、どこかからミサイルが飛んでくる時、私たちはそれがどこに向かって飛んでいるのか知らないのだ」と発言した。

さらに同氏は、2つ目として、そのシステムの導入により、危険な攻撃が具体的にどの地区、どの通りに生じているのかを人々が理解できるようになるため、空襲警報が発令された時にシェルターへ行かねばならない、ということに対して、人々より責任を持って向き合うようになると指摘した。

そして同氏は、「私は、このシステムが単に機能するだけでなく、命を救うことになると確信しているし、私はすぐにそうなることを期待している。大臣(編集注:コーヘン・イスラエル外相)は、ここ(キーウ)へ来た時、もうすぐ行われると強調した。システムの適合プロセスは一定時間がかかるため、私は具体的な期間を述べることはできない」と発言した。

これに先立ち、2月20日、コルニーチューク駐イスラエル・ウクライナ大使は、イスラエルはミサイルや無人機がキーウへ接近してきたことを伝える早期警戒システムのパイロットプロジェクトの作業をしており、その後同システムは他の地域にも導入されるかもしれないと発言していた。

また、コーヘン・イスラエル外相は、16日にキーウを訪問していた